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2019年08月24日
2019年8月22日、ウィリング上大岡(横浜市 港南区)で開催された見える事例検討会に参加しました。
今回は、被害妄想が生じてしまっている妻と、その妻の世話をされている夫というご夫婦の事例について、医療関係者、介護事業に携わる方々と検討会を実施しました。
今回も「老老介護」のケースでした。認知症の「病識」がない方のケースでした。
ファシリテーターでもある精神科医の先生から、認知症に伴う被害妄想と、統合失調症に伴う被害妄想についての解説があり、大変勉強になりました。
私の方からは、親族の方の中で介護方針などを決めたり、主治医の先生などの関係者の方と連絡をする役割を果たす方がいない場合、後見制度を活用できる場面や法定後見と任意後見の違いなどをお話しさせていただきました。
後見人は、財産管理だけではなく「身上監護の事務の手配」も行う必要があります。逆に後見人が選任されることによって、親族や関係者に連絡を取るなどして、事態を動かすこともできます。
今回の検討会でも、老老介護や複合的な問題を抱える方への対応や、後見人に期待される役割について、考えさせられました。
当事務所では、成年後見や相続・遺言に関する案件を積極的に取り扱っています。