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コラム

他職種の視点

2015年12月23日

後見人を務めさせていただいている関係で、被後見人の方が入居している老人ホームのカンファレンスに参加する機会もあります。

ご本人の食事のことなどを話し合うのですが、「誤嚥」の予防はどこでも話題になります。
ニュースなどでも話題になっていますが、嚥下の能力が落ちている方については、食事の際に食べ物などが誤って肺に入ることがあります。

それをきっかけにして肺炎になることもあり、体力が落ちている高齢者の方には、危険な病気の一つとされています。

そのため、むせ込まないように、食べ物を刻んだり、流動食にしたりするという対策が取られているそうなのですが、流動食は一見誤嚥を予防するように見えても、口の周りの筋肉を使わなくなる結果、長期的に見れば筋力が落ちて、誤嚥を誘発しやすくなる可能性もある、というお話を伺いました。
短期的には有用でも、長期的に見ればマイナスということなんでしょうね。
気をつけたいと思います。

このようなカンファレンスに限らず、「地域ケア会議」など他職種の人と一つのテーマについて話し合う場に行くと、同じ問題でも、職業によって見ているポイントが異なることが良くわかります。

新しい発見もありますし、それが依頼者の方に有用なことも多いので、時間が許す限り、出席していきたいと思います。