2018年12月18日　片倉三枚地域ケアプラザ（横浜市神奈川区）にて開催された、法律家とのピアミーティング2018に参加しました。

今回も匿名化された事例を基に、話し合いを行いました。

今回は、病気がちの高齢者夫婦で、近所に住む子供達のサポートを受けて自宅（持ち家）で生活をしている、夫は余命を宣告されているという「将来、問題が起きるかもしれないけれども、現状は何も起きていない」というケースを元に話し合いをしました。

一見、問題のないご家庭については、後見や相続に関しては、問題が起きたときに考える、としてしまいがちです。

しかし、このようなご夫婦の場合、夫が倒れて意識不明になってしまう、という事態が起きるだけで問題が立て続けに起きてしまう可能性があります。

　例えば、預貯金が下ろせなくなる、医療費を捻出できなくなる、自宅を売却して医療・介護費用に充てようと思っても出来ない、といったことが考えられます。

　また、後見制度を利用しようと思っても、準備をしていないと申立までに時間がかかってしまうことも考えられます。

　そのため、何も問題が起きていない時だからこそ、今後のことを考えることの重要性をお話しさせていただきました。

　そのようなときだからこそ利用できる制度などもありますし、それによって問題を未然に防ぐことが出来るなど、「メリット」を説明することの必要性についても、併せてお話しさせていただきました。

当事務所では、高齢者の方が安心して生活できるように、成年後見や相続に関する案件を積極的に取り扱っています。