

高齢者の暮らしのご相談なら、横浜市上大岡の法律事務所、港南アール法律事務所にご相談ください
2019年04月29日
2019年4月25日、ウィリング上大岡(横浜市 港南区)で開催された見える事例検討会に参加しました。
今回は、病識がない妻と、その妻の世話をされている夫というご夫婦の事例について、医療関係者、介護事業に携わる方々と検討会を実施しました。
前回に引き続き、いわゆる「老老介護」のケースでした。また、認知症を患っていても「病識」がない方のケースでしたが、ご相談いただく案件でも一定数見られます。特に病識がないので、病院にもいかない、薬も飲まないという方に関しては、ご家族の負担も大きく、またご本人にとっても不利益(症状が進行してしまったり、適切な措置がなされないことによってけがをされたりすることがあります)も生じます。
さらに、後見制度を利用するにしても、「補助・保佐」のレベルの場合には法律上、手続にご本人に承諾をいただく必要があります。そのため、それがネックとなり手続きが進められないこともあります。
そのため、そのようなご相談がある場合には、医師やケアマネさんと協力をしながら、慎重にご自身の病気についてご理解いただき、後見制度を利用するメリット(とデメリット)をご説明するようにしています。
今回の検討会では、老老介護・病識がない配偶者への介護といった複合的な問題を抱える方への対応について、考えさせられました。
当事務所では、成年後見や相続・遺言に関する案件を積極的に取り扱っています。