Column

「エンディングノートってなに??②」

2023年12月28日

前回に引き続き、エンディングノートについてのお話です。

 

では、エンディングノートはどのように作ればよいのでしょうか。
まず、形式などが決められているわけではありませんから、どのようなノートでも問題はありません。

 

無料で配布している自治体もありますから、それを利用するのもよいと思います。

 

書き始めるのはどこからでもよいと思います。
財産の整理、セカンドライフでどこで暮らしたいか、終末医療が必要になった場合の対応、ご家族への思い・・・などご自身が気になるところから書いていくのが良いかと思います。
(重要な情報を記載することになりますから、注意は必要です。キャッシュカードなどの暗証番号を記載することは控えましょう)

 

 

書いてみることで、ご自身の意外な本音を見つけ出せるかもしれません。

 

ある程度書いた段階で、何か問題が起きそうなところはないか、というのを考えてみましょう

例えば、
・今後、老人ホームに入りたいが、不動産を売らないと難しい
・子どもの中でも、特に財産を相続させたい人がいる
・家族以外の人・会社に財産を譲りたい
・自分が亡くなったあと、残された高齢の配偶者が手続ができるのか

 

このような場合には、きちんと準備をしておくことが大切です。
そのため、エンディングノートを書き終わった時点で、次のステップに移ることも検討する必要があります。

 

ただ、どうすればよいかと分からない方もいらっしゃると思いますから、この時点で、一度弁護士にご相談いただき、相続対策に着手することをお勧めします。

 

当事務所では、相続のリスク診断の無料相談を実施しております。

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