前回に引き続き、老後のための準備についておすすめの方法をお話しします。
安心した老後のために、ご自身の生活にどれくらいお金がかかるのか、またご自身にはどれくらいの財産があるのか、どれくらいの収入が見込めるのかを把握することが、将来的な生活をイメージする上で非常に重要です。
預金、定期預金、生命保険の満期金、自宅などの不動産、株式や投資信託などご自身の財産を整理することから始める必要があります。
まずはこれらの財産について箇条書きにすることから始めましょう。
普段使っている口座の残高はわかっていても、定期預金や生命保険の満期など、すべての財産を把握することは簡単なことではありません。
これらの具体的な金額がわかると、老後に必要な財産をより具体的に考えることができます。
その上で、老後に必要な財産が不足していると考えられる場合には、今から備えることができます。
たとえば、老後は有料老人ホームで生活したいと思っていたけれど、預貯金だけでは施設の入居費用を賄うことができなさそう、と考えられる場合を見てみましょう。
この場合、定期預金の解約やご自宅を売却することによって賄える可能性があるかもしれません。また生命保険の満期金が入るタイミングなどによっては、それを入居費用に充てることも考えられます。
他方で、ご自身の財産で入居できる施設を探す、といったことも考えられます。
このように老後に必要な財産を把握することで、将来的にどのような生活ができるのか、より具体的にイメージすることができます。
またご自身の財産を一覧表にまとめることは、将来的には財産の管理を任せたいと考える方にとっても役に立ちます。
ただこのような作業を一人で行うのは、億劫になってしまうと思います。
そのため、相続対策や今後の財産管理の検討も兼ねて、一度弁護士にご相談いただくことをお勧めします。
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