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コラム

施設に入居したいが契約ができないといわれてしまった ~後見制度のお話~

2021年05月26日

認知症が進みご自宅での生活が難しくなったので、介護施設に入居したいと考えたAさん。
 
いくつか見学して、気に入った施設があったので入居したい、と伝えたところ、施設から今の状態では契約ができないので後見人を就けてください、と言われてしまいました。
 
このように最近、施設入所の条件として、「成年後見人」を就けることを提示する施設が多いと聞きます。
「後見人という名前は聞いたことがあるけれど、どうしたらいいの??」
ということで悩んでしまう方も少なくありません。
 
どうすればいいのでしょうか??
 
まず、施設に入居するためには、施設(運営者)と利用者との間で「契約」を結ぶ必要があります。
契約をするためにはその契約が自分にとってどのような影響があるのかを理解して契約をするかどうか判断できる状態である必要があります。
認知症の程度によっては、このような状態にないといわれることがあります。
そうすると、有効な契約を結ぶことが出来ず、施設はサービスを提供することが出来ません。
 
 
このような場合に備えて、成年後見制度があります。
 
後見人は、ご本人に代わって、契約の内容がご本人にとって適切なものかどうかを判断し、適切であれば本人に代わって契約を結ぶことができます。
 
これにより、施設はご本人に対してサービスを提供でき、その対価を請求することができるのです。
 
 
後見人といわれても、具体的なイメージを持つことは難しいかもしれませんが、大きな役割としてこのようなことが挙げられます。
 
 
後見人はほかにもどんな役割を持っているのか、次回以降のコラムでお伝えしていきます。
 

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