2021年が始まりました。
今年こそは、万が一に備えて対策を考えたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
けれど何から始めようか悩んでしまう方もいらっしゃると思います。
そこで今回は「今年こそは対策を始めよう」、と決意された方がどのようなことから始めればよいのかについて、ご紹介したいと思います。
遺言書の作成、と考えると気が進まない方も多いと伺います。
まずは、ご自身の思いを明確にするためにも、「ご自身の預金や財産の一覧表の作成」、「亡くなった時に財産を渡したい人」を考えてもらうことから始めることをお勧めします。
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ご自身名義の預貯金、ご自宅をはじめとするご自身名義の不動産、株など自身がどのような財産を持っていたか思いつくかぎりメモしてみましょう。詳しいことまでわからなくても、銀行支店名、取引のある証券会社や保険会社の名前やご担当者のお名前などを簡単にメモしておくだけでも大丈夫です。
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次にメモした財産を誰に引き継いでもらいたいか?考えてみます。たとえば一緒に住んでいたご家族がご自宅を引き継いでもらいたいとか、かわいいお孫さんにも少しお金を渡したいとか、色々なご希望があると思います。そのようなご希望をメモにします。
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以上に加えて万が一の時には延命治療をしてほしいのか、ご葬儀はどのような方法がいいのか、ご友人など連絡してほしい方のお名前や連絡先、伝えてほしい内容などもメモしておくとよいと思います。
これが万が一に備える対策のための第一歩です。
ここから、実際に遺言を作成する場合には、より詳しく調査をし、準備をする必要があります。
弁護士へのご相談をお勧めしていますが、ご相談の際にも上記のメモをご準備いただいているとスムーズです。
また当事務所ではオリジナルのエンディングノートを作成しております。
遺言に関するご相談の際に、ご希望があればエンディングノートの作成方法もお伝えします。
お気軽にご相談ください。