Column

「まだ先の話」と思っているうちに──60代から考える、自分の相続のこと

2026年01月21日

ふとした日常の中でよぎる、ぼんやりした不安

60代~70代になると、
・自分の体力や判断力が、今と同じとは限らないかもしれない
・配偶者や子どもに、迷惑をかけたくない
・財産のことを、きちんと整理できているだろうか

そんな思いが、ふと頭をよぎる、と言ったお話を聞くことがあります。

ただ差し迫った問題があるわけではなく、日々の生活も落ち着いている。
だからこそ、「今すぐ考えなくてもいいか」と、そのままになりがちです。

なぜ「自分の相続対策」は後回しになりやすいのか

ニュースなどを見ていて、相続対策をすることは大事だと分かっている方が大半だと思います。
ただご自身の相続については、
「縁起でもない話をするのは気が引ける」
「家族に心配をかけたくない」
「元気なうちは、まだ早い気がする」
「うちの家族は仲が良いから大丈夫」

こうしたお気持ちから、あまり積極的な気持ちになれない方も多くいます。
また相続や遺言は専門的で難しそう、という印象も強く、
何から手を付ければよいのか分からないまま、時間だけが過ぎてしまうことも少なくありません。

実は事前に知っておくだけで防げることが多い

相続トラブルは、元気なうちから少し整理しておくだけで、防げるものが多くあります。

たとえば、
・簡単な内容でも遺言があるかどうかで、手続きの負担は大きく変わります
・財産の内容を一覧化しているだけで、家族は助かります
・判断能力があるうちに制度を知れば、将来の選択肢が大幅に広がります

どれも大げさな準備は必要ではなく、「現状を知る」「方向性を考える」といった、小さな一歩から始められるものです。

弁護士に早めに相談することで得られる3つのメリット

「まだ何も決まっていない段階で相談してもいいのだろうか」
そう思われる方も多いですが、早めのご相談には次のようなメリットがあります。

① 頭の中を整理できる
財産のこと、家族のこと、気になっている点を言葉にすることで、漠然としていた不安が言語化され、具体的なテーマとして整理されます。

② 選択肢を知ることができる
遺言、後見、財産管理など、状況に応じた複数の選択肢があります。
「何が正解か」ではなく「自分に合う形」を一緒に考えることができます。

③ 家族への負担を減らす準備ができる
事前に方針が見えていれば、ご家族が迷う場面を減らすことにつながります。それは結果的に、家族関係を穏やかに保つことにもつながります。

「揉めてから相談」ではなく「揉めないための相談」を!

相続のご相談というと、「何かトラブルが起きてから」というイメージを持たれがちですが、実際にはそうではありません。

むしろ、
・元気なうち
・冷静に考えられるうち
・誰とも対立していない今だからこそ

落ち着いて話ができる、という側面があります。
将来のために「一度整理しておく」という感覚で、相談をすることをお勧めします。

相続・後見・遺言について【90分無料法律相談】を実施しています

当事務所では、相続・成年後見・遺言に関するご相談について、90分の無料法律相談を実施しています。

「何を聞けばいいか分からない」という状態でも、具体的な手続きを決めていなくても、相談だけで終わっても問題ありません。
お話を伺いながら、必要なこと・今は不要なことを一緒に整理していきます。

このコラムを読み終えた今、「少し話を聞いてみようかな」、「一度、頭の中を整理してもらうのも悪くないかもしれない」

そう感じられたら、それがちょうどよいタイミングかもしれません。

私たちは、紛争を解決するだけでなく、紛争を予防することも重要な使命と考えています。
相続・遺言・後見に関するご相談は90分無料です。お気軽にご相談ください!