相続問題に関心がある方は、エンディングノートという言葉を耳にする機会も増えたのではないでしょうか?
今回はこのエンディングノートについてお話します。
まずエンディングノートは法律上の概念ではないので、正確な定義があるわけではありません。
一般的には、ご自身の財産の一覧、大きな病気を患った時の治療方針(例えば延命治療を望むかどうか)、お葬式の方式、そして家族へのメッセージなどを書いておく方が多いと思われます。
このエンディングノートは、遺言や任意後見契約などの前段階として、ご自身の整理のために作成するという役割も担っています。
例えば、ご自身の財産を書き出してみることで、相続トラブルの可能性に気がついたり、あるいは財産を継がせるプランを思いついたりすることもあります。
特に遺言などを作ろうと思っても、二の足を踏んでしまう方も多いかと思います。
ただエンディングノートを1ページずつ書いてみるということであれば、そこまで抵抗はないのではないでしょうか?
当事務所でもエンディングノートに関するセミナーを実施しておりますが、相続対策の第一歩として作成をすることをお勧めしております。
遺言を作るのは気が重い、と思われる方は、まずはエンディングノートから作成してみるのはいかがでしょうか??
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