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「相続トラブルが起きるのはどんな家庭?」

2023年04月17日

相続トラブルが起きてしまうと、それが解決したとしても、その後も尾を引くことがあります。

そのため、相続トラブルはできる限り避けたい問題ではあります。
ただ相続トラブルでご相談に来られる方で、「まさか自分の家がこんなことになるとは思わなかった」とおっしゃられる方もたくさんいらっしゃいます。

 

そこで、今回は相続トラブルが起きるのはどんな家庭なのか、ということをお話しします。

 

まず家族内の関係がそもそも悪かったというご家庭ではトラブルが起きてしまうことがあります。
例えば父親と長男が仲が悪かった、母親と次女が絶縁関係というような場合、遺産分割協議の時点で感情的な軋轢が原因となって話し合いができないという事態が生じてしまいます。

また子どもの一人が亡くなった方の財産を管理していた、というような場合にもトラブルが起きやすいと言えます。
例えば認知症のお母さんの通帳類を長男が管理していたというような場合、その金銭管理の方法に問題があったのではないかと他の相続人から言われてしまい、それが原因で話が進まない、ということもあります。

 

 

ただ、ご相談を受けている中で一番多いのは今までは何も問題がなかった(ないように見えた)のに、相続をきっかけにトラブルが起きてしまったというご家庭です。

そのため相続トラブルはどの家庭にも起こりうる問題です。
ただ事前の準備をしっかりしておくこと、特に遺言の作成をしておくことによりトラブルの大半を回避することも可能な問題でもあります。

そのため、これを機に準備を始めてみる、ご両親の準備を始めてもらうこと、そして対策のために弁護士にご相談されることをお勧めします。

 

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