Column

争わない相続の実現に向けて

2019年05月12日

 相続が発生したことで、親族の中で争いが生じてしまうことも多くあります(「争続」と言われてしまう所以です)
 最高裁判所が発表している統計資料によれば、遺産分割調停は近年増加傾向にあり、審理期間も長くなる傾向にあるそうです。
 遺産をどのように分けるのか、土地などのの遺産の評価に時間がかかる場合もありますが、多くは「相続人同士の感情的な対立」が原因になっていることも多いのではないでしょうか。
 長年の感情の軋轢が、遺産分割をきっかけにしてトラブルに発展してしまうことも多くあります。
 ただ、このような事態が生じてしまうことは、被相続人の方も望んでおられないと思います。
 争わない相続のためには、事前準備が何よりも大切です。
 遺言を作成しておき、ご自身の意思をしっかりと表明する、任意後見契約や法定後見制度を活用し、財産をきちんと管理をして使途不明金が生じないようにしておくことで、争いが生じることを防ぐことができます。
 ただ、準備がされないまま相続が始まってしまった場合には、なるべく早い段階で第三者が介入して、事案を整理し、手続きを進めることが大切です。
 また、一定の時点で「感情的な問題」と「法的な問題」を切り離し、冷静に判断することも、早期解決には必要だと考えます。
 当事務所では、遺言作成などの生前対策から遺産分割手続きの代理など相続問題について、対応しています。
 争わない相続の実現に向けて、お気軽にご相談ください。
 当事務所では、遺言作成については2回目まで、遺産分割・後見については、初回1時間無料相談を実施しております。
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